ネット通販が便利なのでよく利用している。自宅のマンションには宅配ボックスが設置されており、不在時でも荷物を受け取れるのが便利だ。
しかし、ネット通販が便利である一方、再配達や遅い時間の配達が運送会社のドライバーにとって負担になっていることがよくニュースで取り上げられている。これには無料で配送が利用可能なAmazonのような巨大企業のサービスの影響が大きい。
https://mainichi.jp/articles/20170408/k00/00m/020/132000c
宅配便最大手のヤマト運輸が、インターネット通販大手アマゾンの「当日配送サービス」の引き受け業務から撤退する検討に入った。夜間配達の荷物の増加で従業員の負担が増え、配送網の維持が難しくなっているためだ。当日配送を導入している他の小売会社も、事業の見直しを迫られる可能性がある。
私はドライバーの負担とならぬよう、宅配ボックスを利用して配達時間の指定もしていないわけだが、せっかくの配慮を全て無視して不在通知をポストに投げ入れて荷物を持ち帰ってしまう企業がある。それが「日本郵便」だ。
日本郵便は配達物をなぜ持ち帰ってしまうのか
ヤマト便を利用した場合、宅配ボックスを利用してくれるので仕事から帰ってきて受け取ることができ、非常に便利だ。配達する企業・ドライバーと受取人双方にメリットがあり、非常に重宝している。
しかしこのメリットを考慮もせず持ち帰って、面倒な再配達の手続きをさせる。それが日本郵便だ。
持ち帰る理由は何なのか日本郵便の公式サイトを確認したが、必要とする情報は得られず、反対に日本郵便が宅配ボックスを利用したがっているような資料を見つけてしまった。
日本郵便自体は宅配ボックスを拒否してはいないようだ
日本郵便の公式サイトを参照すると以下のような資料が出てきた。どうやら宅配ボックスの利用自体は禁止してはいないようだ。
ナスタ、日本郵便、大和ハウス工業の3社は戸建住宅へ新型宅配ボックス普及促進の取り組みを開始(PDF623kバイト)
と、なるとやはり局によって対応が異なるとみるべきか。
郵便事故を防ぐ目的?
こうなると日本郵便が宅配ボックスを利用しない理由は推測するしかないが、おそらくは転居などにより誤った住所へ配達することを避けたいからだろう。
表札が出ていないから持ち帰ったというのは理由にならない。なぜなら自宅マンションの郵便受けには表札があるからだ。
日本郵便とそれを利用する企業の契約にも起因しているのかもしれない。(確実に相手に届いたことを確認するために手渡しとサイン必須であるとか)
日本郵便側の理由はともかく、宅配ボックスを設置しているネット通販利用者にとっては日本郵便の宅配ビジネスは便利なものではないと思う。
とりあえず日付指定も時間指定もしていないし、表札も出していて宅配ボックスがあるのだからそれを使ってください。お願いします。(=ω=)
持ち帰る理由がわかった
郵便での配達扱いなのでポストに投函すればよいはずだが、ネットショップ側でポストに入らないものは手渡しを要求していたことがわかった。しかも面倒なことに不在の場合は不在票を必ず入れるよう要求していた。
郵便事故等で配送した荷物が届かないことによるクレームを避けたいのだろうが、だったら宅配ボックスOKにしてほしいところ。
この郵便物を受取る際、サインは必要なかったので配送業者と受取人にとっては本当に無駄な手間である。
こういった送り主の責任逃れが配送業者にしわ寄せしてるんだろうと実感した。
結論
日本郵便も宅配ボックスは使いたがっている。しかし送り主側が手渡しを要求しているので業者として日本郵便は再配達をするしかない。